高野山は紀ノ川の南方海抜900メートルの山上にあり、周囲を八葉蓮華の峰々に囲まれ東西6キロ、南北3キロの一大仏都です。
空海は、唐の国で真言密教を青龍寺恵果阿闍梨より授かった後10年後弘仁7年(816年)嵯峨天皇に誓願し高野山の地を賜ります。
翌年弘仁8年(817年)大勢の弟子たちを伴い高野山に登り、そして「丹生神社」「高野神社」を観請して、寺院建立の為山を切り開いて金堂、講堂を建立しました。これが「金剛峰寺」です。
そして壇上伽藍を中心とする真言密教の周禅の地として今日まで1200年栄えて来ました。
高野山にはいろいろなエピソードが残っておりその一つに空海が唐の国を出る際に「密教を広めるのにふさわしい地に導きますように」と願いを込めて三鈷杵を東の空に力一杯投げると流星の如く飛んで行きました。それから10年後の弘仁7年(816年)高野山「三鈷の松」にこの三鈷杵がかかっているのを発見しこの地に真言密教の道場を開いたのです。今ではこの三鈷の松を持っていると幸せになれると言われております。
空海が、入定している奥之院には約20万基といわれる墓が立ち並び戦国武将の織田信長・豊臣秀吉、また武田信玄と上杉謙信の墓もあり、未だに道を挟んでにらみ合いをしています。現在ではシロアリの墓やロケットの墓や福助の墓などもあり宗派を超えて親鸞上人や法然上人のお墓もございます。
春はしゃくなげ、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色と1年中様々な顔がございます。
有名な行事としては、毎年6月15日に青葉祭りと称して弘法大師の誕生日を祝うお祭りが盛大に繰り広げられています。また8月13日はご先祖様を供養する萬燈供養会(ろうそく祭り)があり、奥之院までの約2キロをロウソク約10万本が手向けられ、光の川が流れる神秘的な祭りです。
弘法大師は今も奥之院で即身成仏し生き続け、世の中かの平和と人々の幸せを願い真言宗の総本山として人々に信仰されています。
ろうそく祭り
三鈷杵
青葉祭り
根本大塔 | 金堂 | 霊宝館 | ||
TEL 0736-56-2011 | TEL 0736-56-3215 | TEL 0736-56-2029 | ||
営業時間 8:30〜17:00 | 営業時間 8:30〜17:00 | 営業時間 8:30〜17:00 | ||
拝観料 200円 | 拝観料 200円 | 拝観料 一般600円 高校生・大学生 350円(学生証提示) 小学生・中学生 250円 |
大師教会 | 金剛峯寺 | 徳川家霊台 | 奥の院 | |||
TEL 0736-56-2015 | TEL 0736-56-2011 | TEL 0736-56-2011 | TEL 0736-56-2002 | |||
営業時間 8:30〜17:00 | 営業時間 8:30〜17:00 | 営業時間 8:30〜17:00 | 営業時間 8:30〜16:30 | |||
授戒料 500円 | 拝観料 一般500円 小学生 200円 |
拝観料 200円 | 拝観料 無料 |